「びっくり館の殺人」(講談社文庫)
ナンバリングタイトルなんですね、外伝的なものだと思ってました。
一応の探偵役な鹿谷門実が門前払いで蚊帳の外だった、仕方なく公園のジャングルジムの上に登って館を眺めていた扱いがいいね、
探偵が出てくる必要がない事件だったし仕方なし。 しかしジュブナイルにしては少しドロドロしてたような気もしますけど、
清く正しいものだけ読んでも面白くないしね、多少の毒も必要か。
作中に有名なミステリとして『モルグ街の悪夢』と『虚無への供物』が紹介されてましたけど、
これは興味を持てば読んでみてって意味ですよね、入門編としてはぼちぼち濃ゆいところを進めてきたと、結構本気ですか綾辻さん。 「暗黒館の殺人」全四巻(講談社文庫)
まず一巻読了。 ん〜なんでしょう物凄く嫌な予感がする。 ビックリするほど分厚いのは多少読むの
面倒臭いんですけどまぁ別にいいとして、それに今までの館シリーズの集大成なネタがテンコ盛りなんですけど、前作との間が
空きすぎてぼちぼち気付き難いとかもあるんですけど、でもとりあえずなんとなく嫌な予感がします、ん〜このまま読み進めても
大丈夫なんでしょうか? いや読みますけど、でもねぇ。
続いて二巻読了。 少し前向きに良さそうな所などを。 如何にも本格な雰囲気、館シリーズだから
当然なんですが妖しい館とかその住人、特に双子は双子なんだけどとか、やたら記憶無くしてる人々とか良いですね。
あとサクサク読み進めます、正直斜め読みしてますがそれでも結構内容頭の中に入ってきている気がします、たぶん。
とりあえず折り返し地点、ここからどんどん盛り上がっていってくれることを祈ります。
風雲急を告げる三巻、このシリーズと言う事で前々から分かっていたけどやっぱり抜け道連射が
ちょっと‥どうなのかと、所謂縁起物? そしてだんだん複雑になる家系図に人間関係、それについていけなくなる落ちこぼれ。
とりあえずこれで謎は全て出揃ったのですか?
そして最終巻。 一言で言うと「そっちか!」です、色んな意味でね。 とてつもなく厚いので
正月の休みにでもまとめて読もうという計画が功を奏しましたね、やっぱり長編は続けざまに読むべきですね、久し振りに
本を読んだって感じがします。 まぁそんなに期待もせず、それにサクサク読了できた所為かそこそこの好印象、面白かった。
やっぱり双子の扱いが良かですね。 「最後の記憶」(角川文庫)
ありきたりの枕詞としては本当に久し振りですね、このサイト開設して初ってのは如何なものですか、
一冊も出てなかったなんて。 では、どうも森吾君の考え方にいらっとしてしまって、そんなこと考える前にやること
あるやろと思ってしまったら最後、どうものめり込めませんでした。 それと勝手にミステリかと思い込んでいたのも一因。
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