秦建日子
鋭意製作中


「アンフェアな月」(河出文庫)
うん面白かったです。 基本中の基本ですが、過剰に期待すると過度な妄想が膨らんでより期待するようになるんです、 その結果残念なことになること多し、だからその反面を行けばいいんです、期待せずにどうせ面白くないと思いながら読み進めると、少しの 面白さでも相対的に面白く感じるわけです。
もう一つのコツは雪平は篠原涼子・安藤に瑛太を当てはめます、意地でもイメージします。 それを踏まえて ドラマアンフェアのもうひとつの可能性、あの結末じゃないもうひとつの世界と、ある意味オフィシャルな同人誌みたいな感じで楽しみます。  でもこれはある程度ドラマ楽しめた人じゃないとできない方法ですけどね。

「推理小説」(河出文庫)
ドラマや映画にもなった「アンフェア」の原作です、なんだかんだで映画までシリーズ全て観てしまった立場で感想 書くならば、とにかく薄い、あっさり風味です。 ドラマ観てた弊害もあると思いますけど、結局アンチミステリを目指してたけどそこに至る 過程で、というよりそれよりそもそもこの本はミステリですか? ここでミステリの定義を持ち出せるほど詳しくないのですが、とりあえず 今までの読書遍歴で培ってきた自分の中の「ミステリ」からは残念ながら外れています。 その結果本を読むならミステリが読みたい、 それもできればサスペンス系は読みたくないっていうスタンスなので、基本的欲求が満たされないことになってしまったわけですよ。
正直最近読んでいた本がいろんな意味で濃過ぎるものが多かったために物足りない感じに、もう欲求不満。 ドラマも 篠原涼子じゃなかったら観てなかったかもという結論に。 そして残念なことに勢い余って二作目も同時購入しているという現実、もちろん 買ったからには読みますよ、次は面白いかも知れませんからね。

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