「ブラディ・ローズ」(創元推理文庫)
結構綺麗にしてやられました、もう最初からずっと穿った読み方で進めていたけども、
ソコは何となく頭の片隅にあったけども、手紙を書いた犯人の方はもう見事にさっぱりでした。 とりあえずもう少し
読んでみんとね。 「卍の殺人」(創元推理文庫)
妖しい館に住む妖しい一族が、というオーソドックス極まりないお話。 解決編が少し長くて
だらけた印象に、もうちょっと風雲急を告げる展開が好みみたいです。 でも最後の4ページでおもいっきり
ひっくり返すだけひっくり返して、今までの700ページがっ!!、って感じにさせ、そのまま終了する物語よりは
いいのかな、なんて少し考え込んだりと。 「金雀枝荘の殺人」(講談社文庫)
気持ち良いぐらいの本格推理小説です。 怪しい館に複雑な一族に過去の事件に招かざる客に
閉じ込められるその状況、最高です。 最後もクリアな感じで心地良く、久し振りの新規開拓は大当たりかな、と。
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