伊坂幸太郎
鋭意製作中


「陽気なギャングの日常と襲撃」(祥伝社文庫)
色んな意味で読みやすい。
掏りの能力万能すぎです、というかこれがないとお話が進まないほど依存しすぎです、このチームでは久遠が要。  それに比べて響野の演説の能力は‥ですよね、映像なら銀行強盗シーンにBGM代わりにでも佐藤浩一に延々と喋らせといたらいいんですけど、 如何せん活字だとそういうわけにもいきませんしね、本当に変なキャラ。
これでもかっていうほど伏線回収されていく様は気持ちいいものがありますね、 あんな下らない会話まで回収していく様子は圧巻です、これは楽しい。

「魔王」(講談社文庫)
漫画は面白いと小耳に挟みました。
微妙に使えそうで使いにくい能力は面白いですね、十分の一までなら当てられるやら自分の思い通りに 他人に話させられるとか、こんな能力でどうやって敵と闘えばいいのかとか妄想しますとワクワクしますよね。
結局あやふやに不安定なまま終わっていった感じですね、掴み所がなくてどう捉えたらいいのか分かりません。  なんとなく井戸に捨てた死体の話を思い出したとかそんな感じ。

「死神の精度」(文春文庫)
映画化してましたね、観てませんけども、そんなわけで短篇集ということで一言感想です。  [1]いきなりイレギュラー。 [2]義理と人情。 [3]死亡フラグ立ちまくり。 [4]ラブコメ。 [5]意外にミステリ。  [6]そしてこのまとめ、恐ろしいほど綺麗に収束、鳥肌モノです。

「オーデュボンの祈り」(新潮文庫)
中弛みといいますか、本を読む時間も元気もイマイチな時期にちょこちょこ読み進めていた所為で のめり込めずに読了、最後の収束していく疾走感が良かっただけに少し残念無念ですね。 10分でも15分でもいいから 毎日読もうと思ったり。

「陽気なギャングが地球を回す」(祥伝社文庫)
やっぱり読みやすいですね、これは映画版から入ったくちですが色んな意味でナルホドと、キャストは よかったのにね(若返った祥子さんもありとして)。 やっぱり映画を先にを作って映画ありきのノベライズと、とある小説を 原作にしての映画化は全く違った効果をもたらしますねと。

「チルドレン」(講談社文庫)
やわらかくてやさしい空気が流れていますね、これは。 読んでいて純粋に楽しい面白いって感じた のなんて久し振りですよ、あっさり風味なので肩肘張らずに読めていいですね。 若干憧れるけど、決してなりたくもないし 周りにも居て欲しくない、そんな男ですね陣内。

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