若竹七海
結局なんだかんだで読み続けていると言うことは好きなんでしょうね、まだよくつかめていませんけど。 そんな若竹七海ベストは「海神(ネプチューン)の晩餐」、だってエピローグが好きなんだもん。


「海神(ネプチューン)の晩餐」(講談社文庫)
何度も言いますが横文字の名前が苦手なんです、これはもうほんとに致命的です、もうそういうものと 割り切ってさっくり読んでいましたさ。 そんな状態でもこのエピローグは物凄く好き、誤解を招くようだけども こういう読了感が好きなんだから仕方が無いです。

「サンタクロースのせいにしよう」(集英社文庫)
タイトルがイイ感じですよね、タイトルはすごい好き。 内容も一見あっさりしててさわやかな空気を 感じるんですけども、なんか怖いんですね、なんか地味に。 なんでしょうコレは、斜め読みしすぎなのかな、 それとも性根がひねくれているからこう感じるのかのぉ。

「名探偵は密航中」(光文社文庫)
珍しく読了した瞬間になんかハァって感傷に耽る、若干感情移入しててこの船旅も 終わるのかって錯覚したのかね。 途中で珍しく中断したけども、中断しなくてもたぶん五里霧中だったのかもね。

「ぼくのミステリな日常」(創元推理文庫)
本文より先に読んでほしい解説を読んで、きっちり気合い入れて読み進めていったのに、 全然気付かずに読了。 見当違いのことを考えていたので、それが功を奏して結末が楽しめたからまぁいいか。

「八月の降霊会」(角川文庫)
何となしに本格ミステリかなと読んでいたら、なんとまぁ驚きの結末が待っていたわけで、 なんというか登場人物が全員アレな感じが面白かったです。 あの結末にきちんとした答えが導き出すことが出来るのか 気になるところですが、しかしまぁなんですねぇ「MAZE」の時には綺麗に収まった結末に苦言を呈し、 今回は今回でああだこうだと、一体どこまで天邪鬼なんだと思います。

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